以前のHPで、2004年2月~2006年10月まで綴った三人の日記です。
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★12月12日(日) 化粧 HIOKING
今朝、母が上京してきました。
私が付き人をしている渡辺美佐子さんの一人芝居「化粧」を観るためです。
新幹線でやってくる母を品川まで迎えに行きました。
品川に新幹線が停まるようになってはじめて行ったなぁ。
いきなり重い荷物を持たされました。
美佐子さんとマネージャーさんにきしめん亭のきしめん。
美佐子さんはきしめん好きなんです。
あと、前に美佐子さんが喜んだ母お手製のラッキョウ。
喜んでくださるだろうけどねぇ・・・重い。
私が赤ん坊の頃に、部屋の掃除をしながらふっと目をやったテレビで美佐子さんの化粧を見てからずっと観たかったんだって。
昼食をとって、劇場へ。
芝居は・・・もう、最高!
何で私はこの方の側にいられるんだろ。
ぞくぞくした。
涙が出た。
おもしろかったなぁ。
終演後は、軽い食事に美佐子さんが誘ってくれて、緊張しいの母をせっかくだからと連れて行った。
他のお客さんも一緒だったけれど、やっぱり緊張するんでしょうね。
なんとなく、こっちが緊張してきちゃう感じ。
「化粧」は旅一座の女座長・五月洋子の楽屋での出来事を描いている。
簡単に言うと、乳児院に預け里子に出されたはずの息子がテレビスターになって楽屋を訪ねてくるってお話。
食事で話題になったのは「母」について。
海外公演のとき、終演後に寄ってきた母親を知らない青年に母親ってこんなにすばらしいのかって手を握られていつまでも離してくれなかったんだそうです。
うん。
持ってあげた荷物の重さ、慣れない東京での電車の乗り継ぎ、大女優とレストランで過ごす緊張の時間。
母と一緒に観た「化粧」はまた、感慨深い。
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